※このページの記載内容に間違いがあっても責任は持てないので、MNPする際にはよく調べてからしてくださいね。
10年以上auを使っていたんだけど、格安SIMの安さにつられてOCN モバイル ONE にMNPして乗り換えた。
結果、毎月の携帯料金が夫婦2人合わせて、2950円(税抜)になった。
音声通話ができて、複数SIM(今回は2枚)で2GBまでのデータ通信ができる。
<内訳>
2GB/月コース:1,100円
音声SIMカードレンタル料:700円 x 2 = 1,400円
容量シェアSIM利用料:450円
OCN モバイル ONEは、1つの契約に複数枚(4枚までかな?)の容量シェアSIMを追加して、データ通信使用量を分け合うことができる。
最近、IIJ mio も同じようなサービスを始めた。
毎月必要なデータ通信量が多い場合には、IIJ mio の方が得かもしれない。
また、ネットの情報によるとデータ通信のスピードがIIJ mio の方が高速っぽい感じがする。
うちは、動画とかは自宅でWifiで見るから、2GBで十分。
<デメリット>
MNP転入の手順はドコモ、au、ソフトバンクとは違って、ちょっとめんどくさい。
あと、家族割という契約が一切なくなるため、家族間の通話料も有料になる。
うちはLINEの無料通話で十分対応できるので、そのような場合には特には問題ないと思う。
また、ドコモ、au、ソフトバンク等の携帯キャリアではなくなるため、メールはGmailのアドレス等を使うことになる。
そうなると、他の人が迷惑メールフィルタを設定していると、携帯メールではないのではじかれてしまい、こちらからのメールが届かない場合が出てくる。
相手からのメールは受信できる。
もう、メールはほとんど使ってなくてLINEだよという人は問題ないだろう。
ただ、うちの場合は、子どもの保育園関連の連絡がメールでくるため、携帯メールアドレスを捨てることができなかった。
そのため、その連絡用のためだけに、1つauの回線契約を残すことにした。
月額1300円くらいかかるからもったいないけど、関係者全員に受信拒否しないように設定してと言って回るのが面倒だから、こんなことになってしまった。
さてさて、MNPの手順はこんなかんじ。
1.OCN モバイル ONEで使用するスマートフォンを用意する。
今、ドコモのスマートフォンを使っていれば、そのまま使用できる。
ただし、テザリングは使用できない。
ドコモ以外(au等)を使っている場合には、今のスマートフォンは使えない。
そのため、下記のようなドコモの白ロムスマートフォンやSIMフリースマートフォンを購入する必要がある。
<ドコモの白ロムスマートフォン>
白ロムというのは、いわゆる中古品。
新品未使用の中古品がネットで多数販売されている。
ただし、元々の所有者が通信料金の支払が滞った場合に、購入した白ロムスマートフォンが使用できなくなる状態になる危険性がある。(赤ロムというらしい)
このような状態になった場合に、白ロムを販売したショップが保証してくれる場合もあるので、それらも考慮するとよい。(ただし、価格が高いかも)
<SIMフリースマートフォン>
これは新品なので特に注意は必要ないが、ほとんどが海外メーカー製なので防水機能やワンセグ等がついていない。
低価格重視で、電話、LINE、メール等、最低限のことができればいい場合におすすめ。
といっても、結構、Zenphone 5など高機能な機種もあるし、テザリングもできる。
1.今の携帯会社でMNP転出の予約番号をとる。
契約更新月じゃないと解約料を取られる。
この制度、いい加減にやめてもらいたい。
あと、OCN モバイル ONEに容量シェアSIMを追加する場合には、基本契約と同じ名義の電話番号でなければ追加できない。
つまり、今契約している携帯電話会社の契約が家族で別名義になっている場合には、転出手続きをする前に、家族の誰かの名義に変更して統一してから転出手続きをする必要がある。
うちの場合は、夫婦で別名義だったので、妻名義の回線を一旦私名義に変更してから、MNP転出手続きをした。
そして、OCN モバイルONEの契約名義はどちらの電話番号も私の名義になった。
あと、前に書いたように、メールアドレスが携帯キャリアメールではなくなるため、迷惑メールフィルタを設定している人にはメールが届かなくなる可能性がある。
よって、今の携帯電話を解約する前に、メールアドレスが変わるという案内を今のメールアドレスから出しておいたほうがいい。
そのためには、MNP転出する前に、事前にGmailアドレス等の今後使用するアドレスを取得しておいて、お知らせが必要な人に対してメールアドレス変更のお知らせをしておくほうがいいかもしれない。
2.OCN モバイル ONE の音声通話申込キットを購入する。
普通にキットを申し込むと3,000円かかるので、Amazon等値引きされているところからの購入をおすすめする。
容量シェアSIMを追加する(家族用に電話番号をMNPで追加する)場合は、基本回線の契約後に電話申込でできるので、申込キットは基本回線用の1枚分だけ購入しておけばよい。
これにはSIMカード自体は付属していなくて、ネットでの申込に必要なURLやコードが記載されている。
スマートフォンでQRコードを読み込ませて、申込コードを入力、MNPする電話番号やMNP予約番号、クレジットカード情報等を登録することになる。
MNPの申込の場合は、申込日からMNP予約番号有効期限までが最低7日間ないと申込できないため、注意が必要。
MNP転出予約番号をとって、すぐにOCN モバイル ONEに申込めば全く問題はない。
また、普通の携帯と同じように身分証明書(免許証等)の画像登録が必要になる。
ちなみに、たまに上記キットとSIMフリースマートフォンがセットで6,000円くらいで販売されていることがあるから、見つけたらラッキー。
申込時にはSIMカードのサイズを選択しなければならない。
基本的には使用予定スマートフォンのSIMカードサイズを選択する。
が、ナノサイズSIMはアダプターを使えばマイクロサイズSIMに差すことはできるが、逆はできない。
今後、スマートフォンを交換した際に、OCNのSIMがマイクロサイズで、スマートフォンのSIMがナノサイズだと差し込めないため、再発行(有料)してもらうことになる。
また、その手続の間は電話が使用できなくなる。
そのため、自己責任になるが申込時にはナノサイズSIMを頼んでおき、使用するスマートフォンがマイクロサイズのSIMの場合には下記のようなアダプターを購入して差し込めばよい。
<重要>
SIMカードをはめていないアダプターのみの状態でスマートフォンに差し込んでは絶対ダメ!!
最悪の場合、スマートフォンのSIMカードスロットにアダプターがひっかかって抜けなくなり、無理矢理抜くとSIMカードスロットが破損して使えなくなる。
3.OCN申込から2日程度でMNPが行われる。
事前に今使っている携帯にSMSで通知がくる。その時点で、今の携帯会社との契約は解約されることになる。
そのため、新しいSIMカードが届くまでは、電話が繋がらない状態になる。
発送先にもよるだろうが2日程度は電話が使えないと思っておいたほうがいい。
4.届いたSIMカードをスマートフォンに差して設定をする。
これもちょっとめんどくさい。
SIMカードをスマートフォンに差しただけだと、電話とSMSは使えるけどデータ通信(ネット)はつながらない。
付属の説明書に従ってスマートフォンの設定をすれば使えるようになるけど、初めてする人は少し迷うかもしれない。
オプション1 家族分の電話番号をMNPする。
いま、OCN モバイル ONE では、既存顧客の音声SIMの追加の場合、手数料 3,000円が無料になるキャンペーンをしている。
このキャンペーンを使えば、うちのように家族でMNPしようとしている場合には、追加の契約手数料を払うこと無く、容量シェアSIMを追加することができる。
上記キャンペーンサイトにいくと、申込には「OCN モバイル ONEのお客さま番号」が必要と記載されているが、基本回線の契約をしてすぐだとOCN モバイル ONEのお客さま番号の通知がまだ届いていない。
そのため、サイトに掲載されているフリーダイヤルに電話して手続きをしてもらう。
お客さま番号がわからないと伝えれば、生年月日等を確認されて、容量シェアSIMの手続きをすることができる。
電話でMNP転出予約番号等を伝えれば、基本回線の契約から時間が経過していない場合には身分証明書の提出も必要なく容量シェアSIMを発行してもらえる。
オプション2 楽天でんわの契約
ほとんど電話は掛けないけど、たまーにかけるので、楽天でんわを契約した。
前は、auの無料通話ありのプランだったので、その範囲でまかなえていた。
で、楽天でんわについての詳しい説明は省くとして、基本料金無料で通話料が半額になる。
音声品質は携帯電話とほぼ変わらない。
IP電話ではないので、音声の遅延などは気にならない。
同じようなサービスでGcallというサービスもあるが、ネット情報によると相手への電話番号通知がGcallだと失敗する場合があるということで、今回は楽天でんわにした。
契約して、スマートフォンに楽天でんわアプリをインストールすれば、簡単につかえる。
オプション3 auのメールをOCN モバイル ONE 契約のスマートフォンで送受信する
前にも書いたが、子どもの保育園関連の連絡用にauの回線契約を1つ残している。
じゃあ、auのメールの送受信をするために、auの携帯を持ち歩かないといけないってなると、折角、OCN モバイル ONEにして携帯の2つ持ちから開放されたのに意味が無い。
ということで、auのメールをOCN モバイルONE契約のスマートフォンで送受信できるように設定した。
GmailアプリがIMAP設定ができるようになったので、auメールサーバの情報を入手してIMAP設定をしてGmailアプリでauのメールを送受信できるようになった。
これは別にGmailアドレスをezweb.ne.jpに偽装して送受信するわけではなく、純粋にauのメール送受信と同じ扱いになるから相手に拒否されることもない。
具体的な手順は下記サイトを参考に。
ということで、手間はかかるけど、毎月の携帯料金を削減したい場合には、格安SIMへのMNPを検討してみるといいかもしれない。