なぜか、近年、鳥取市は暑い気がする。
以前はここまでではなかったような。
日によっては、全国で一番暑い日もある。
暑さを避けようと、山のロッジに行く。
だいたい、平野部よりも5℃くらいは気温が低い。
といっても、平野部が38℃だと、5℃低いといっても33℃。
これだと、やっぱり暑い。
そこで、どうしても暑くて耐えられないときように、スポットクーラーを買った。
スポットクーラーというのは、部屋を冷やすというものではなく、風が当たっている人だけが涼しくなるようなクーラーだ。
ただ、4畳ほど狭い部屋でクーラー本体は室外に設置し、ドアの隙間から吹出口を差し込んで部屋を冷やしてみたところ、結構、涼しくなった。
通常のクーラーほどのパワーなないが、少し涼しい程度にはできる。
ただ、本体を設置している室外は、排熱がボーボー排出されるため、換気良くしておかないと、どんどんと室温が上がってしまう。
ということで、当初の目的は達成することができたのだが、欲がでてきて、広めの室内でもスポットクーラーを使いたくなった。
その時問題になるのが、排熱の処理の仕方。
先程書いたように、排熱をほっておくと、冷風が当たっている人は涼しいが、その周囲は気温が上昇してしまう。
そこで、排熱ダクトを自作してみることにした。
もちろん、純正品(SS-HD-160-3M)もあるのだが、1.4万円ほどするのと、長さが3mまでなので、もう少し長いものが欲しかった。
ホームセンターに行くと、使えそうなものが売ってあった。
<材料一覧>
- アルミダクトホース 直径150mm x 4m 1,500円
- ステンレス丸形フード付きガラリ 1,000円
- ダクト用継手 350円
- プラダン 4mm 800円
- ポリカーボネート 端材利用
- 窓ロック2個 200円
こんな感じで、純正品よりも長くて安い排気ダクトを自作できた。
特に難しくはないが、カッターでプラダンやポリカをくり抜いて、ダクトを差し込むだけ。
窓に排気口を設置したため、鍵がかけられなくなり、100均で「窓ロック」を購入してロックできるようにした。(防犯というより虫の侵入防止)
最初は、背面にダクトを接続しようとしたが、継手やダクトの自重で外れやすかったので、上部に接続した。
ちなみに、排気ダクトは取り外して使用することもあるため、固定はせずはめているのみ。
プラダン4mmを2枚重ねし、カッターでくり抜いた部分にガラリをはめ込んだ。
こうしてみるとかなりの圧迫感だが、後にダクトホースの上から布で覆い隠したところ、そこまで気にならなくなった。
ダクトホースを接続して運転すると、結構、ダクトが熱くなる。40℃くらいだろうか。やけどするほどではない。
また、スポットクーラーの外気温表示が上昇する。負荷がかかっているのかもしれないので、長時間は使用しないほうがよいかもしれない。
広い部屋はほぼ気温は下がらないため、スポットクーラーの吹き出し口を扇風機の前に設置し、扇風機によって冷風が届くようにした。
扇風機を首振りにしておくと、ときどき冷風がスーッと吹いてくるので、とても心地良い。
これで、数人いても、みんなほどほどに涼しい環境ができた。