こんな用途がどれだけあるかは不明だけどご紹介。
もう5年以上前に買ったUSBカメラ(Webカメラ)があるんだけど、これのドライバーがXPのものしかなくてWindows7のパソコンに繋がらない。
素直に新しいカメラを買えばいいんだけど、それじゃあ負けた感が強い。
で、調べてみたら、他のパソコンに繋いだカメラの映像を普通にカメラデバイスを繋いでいるかのように使えるソフトがあった。
ここでいうと、カメラはWindowsXPに接続して、その映像はWindows7のパソコンで使うってこと。
接続先はパソコンじゃなくてもネットワークカメラでも対応しとるものは繋げられるらしい。
それどころか、iPhone、Android、Windows mobileにソフトをインストールすれば、モバイルのカメラをワイヤレスカメラとして使うこともできるらしい。
まずは、使うソフトは webcam7 っていうもの。
まだβ版。実は、正式リリースされているwebcamXPっていうのもあるんだけど、これは映像の遅延が10秒くらいでる。
webcam7の方が遅延がなくっていいかんじ。
このソフトをUSBカメラをつなくパソコン(サーバー)と映像を取得するパソコン(クライアント)にインストールする。
<サーバー側の設定>
ソフトをインストールして起動する。
ここではFreeエディションを選択するよ。
モニター画面上で右クリック – [PCI/USB(WDM driver)] をクリックし、接続するカメラデバイスを選択する。
これでカメラと接続できるので、画面右側のサムネイルをクリックするとプレビューが始まります。
プレビューは止まっていても映像は配信されます。
データ転送の状況が時系列で画面の下部にオレンジ色で表示されます。
<クライアント側の設定>
ソフトをインストールして起動する。
ここではFreeエディションを選択するよ。
モニター画面上で右クリック – [Network Cameras] – [Connect] をクリック。
接続するソフトまたはネットワークカメラを選択する。
今回はサーバー側にもwebcam7 をインストールしたので [Webcamxp] [Mjpeg mode] を選択する。
詳細設定画面で、サーバーのIP adress、HTTP port を入力する。
HTTP portはデフォルト 80 だけど、今回は8080に変更する。
あと、Frame Rate と Resolution も必要に応じて変更する。
<映像を使うソフトの設定>
設定が終われば、基本的には普通のカメラと同じようにソフト側から認識して使うことができる。
たとえば、Skype だとこんな感じ。
カメラデバイスの選択で IP camera[JPEG/MPEG] を選択すると、映像が表示される。
Skypeの場合、カメラデバイスがみつからないとメッセージが表示されることがあるけど、一旦ログアウトして、再ログインするとカメラデバイスが表示されるようになる。
また、Webカメラ設定で設定を変更することができるけど、これをすると映像が止まってしまうので、あまり触らないほうがいいみたい。
どうしてもコマ落ちはあるけれど、おもしろい使い方ができるかもしれない。