友人・知人とは起業しない方がいい。という結論。

2016年05月 元職場の同僚5人が発起人となりITシステム会社設立、3名体制で運営開始

2016年12月 1名退職

2017年03月 1名加入

2017年09月 主要取引先と資本提携

2018年01月 1名退職予定

 

こんな感じで2017年は慌ただしい1年だった。

ちなみに、2018年1月に退職予定は私のこと。

 

いろいろな起業セミナー等でよくいわれるのは、「知人と創業するとほとんどうまくいかない。」ということ。

まさにその通りだと実感した。

失敗する一番の原因は、お互いの「甘え」だと思う。

「今まで一緒にやってきたんだから、わかってくれるだろう。」

という、見ず知らずの人に対しては思いもしないような、勝手な思い込みの中で日々が過ぎ去っていく。

そういった、些細なすれ違いの積み重ねが失敗へつながっていく。

なんだか、こう書くと結婚生活みたいなものかもしれない。

 

「もっと仕事してもらえると思っていた」

「こんな仕事のやり方してたっけ?」

と、仕事のスキル、マネジメント等、各々が勝手に過大な期待をしていた部分もあり、それが不満につながる。

同僚といっても10年弱のブランクがあったから、さらにギャップが広がっていた気もする。

また、同じ職場だったとしても、違うグループの人のことを、どれだけ理解していたのかも疑問だ。

さらに、システムエンジニアでサラリーマンだとそこまで縁のない、金銭感覚。

もちろん、見積り等の感覚は一致しているが、経営に関連する金銭感覚のズレ等も影響してくる。

これまた、結婚生活のことのようだ。

 

そもそも、なぜ創業することになったのかを書いていなかった。

ある企業よりシステム開発の依頼があった。

発注にあたり、そこそこの規模のシステム開発になるため数名で会社を設立して責任を持って取り組んでもらいたいとの要望があり、元同僚たちに声がかかったのが始まりだった。

もともと勤めていた企業は鳥取から事務所を撤退し、当時のメンバーは県外へいったり、転職したり、起業したりとバラバラになっていたのだが、なんとか3名は集まることができ、スタートすることになった。

(創業当時私は別の企業に勤めており、参加することはできなかった。)

 

が、なんと!結局、受注できなかった!!

 

詰めが甘かったといえば、それに尽きてしまう。

私は打ち合わせ等ほぼ参加していなかったので詳細はよくわからないが、ちょっとひどい話だ。

その時点で、会社設立は諦めるという選択肢もあったが、なかなか集まれなかった同僚がせっかく集まれた(仕事を辞めて参加したメンバーもいた)んだから、起業してみようということになった。

 

結局、営業担当(営業経験者)がいないため受注もままならず、自社独自サービスのローンチにも至らず、閉塞感につつまれるなか昨年末1名が退職した。

そして、交代するような形で私が今年の春に加入した。

 

私も、加入した時点でしっかりと会社を立て直すように努力すればよかったのだが、私以外の2人は取締役、私は一般職ということもあり、経営・運営は2人に任せるのが筋だと思い(今思えば私の「甘え」だったのだが)、去年からのよくない流れのまま時間が過ぎていってしまった。

幸い、社長の人脈により、ある企業からいろいろな業務を受注できるようになり(後に資本提携)、経営的な窮地は脱したが、それまでに広がってしまったメンバー間の溝は埋めきれなかった。

 

冒頭にも書いたが、私は2018年1月に退職予定。

ありがたいことに、1人のメンバーは私と仕事するのが楽しいとよく言ってくれる。

なかなか、そんなことを言ってくれる人はいないから、本当にありがたい。

彼に対しては、私も同じ気持ちだ。

エンジニアとしてのスキル、経験共に彼の方が私よりも上だ。尊敬できる人物だ。

彼と私の得意分野は若干異なっており、様々な業務をこなすうえで、お互いが補完できる状態にある。

 

ただ、個人的な理由や、2018年春以降は会社の経営状態もなんとか安定した状態になりそうなため、一旦、離れることにした。

離れて一緒に仕事をするからこそ築ける関係性もあると思っている。

そのため、完全に縁を切るわけではなく、私が対応できる案件があれば手伝う予定だ。

 

2018年。また、たった一人でのスタート。

実は以前に個人事業主を6年経験しており、そのときも一人だった。

一人というのは、自分の思い通りできるため楽な一方、全てを自分でしないといけないため気が重い部分もあるが、総じて私には向いている気がする。

個人事業主のときは事務所は自宅、受注はネット受注、打ち合わせはSkypeと、ほぼ引きこもり生活だったが、来年はコワーキングオフィスを契約し、そこで仕事をしてみようと思っている。

周りに少しでも人がいると、気分も違うと思う。

 

詳しくはまだ書けないが、来年は自分自身の内面を見つめなおしたいとも思っている。

もともとは、子どもの教育のためにとさまざまな書籍等を読んでいたところから、自分に足りない部分を認識し、歳を取ってからも改善できる部分もあるらしいので、そのあたりの取り組みもしてみたいと思っている。

歳をとっても変われるという実感があるのは、今年の妻の状況をみていたからだ。

来年は妻も起業予定。(夫婦で何をやってるのか・・・)

妻は起業に向けて1年以上前からコツコツと準備を進めてきた。

ガラッと変わったのは、「創業塾」に参加してから。

4日間、自分の事業計画を立てプレゼンをし、講師の先生、参加者からアドバイスをもらうというセミナー(だと思う。私は参加したことがないので)。

これは、創業時に補助金等を活用するためにも参加しといたほうがいいと私が勧めたのがきっかけで、初日を終えた感想は「えらいところに行ってしまった!」だった。

でも、4日間で、わからないなりにも事業計画書を完成させ、起業に向けて気持ちが定まったようだった。

その後は、人が変わったように準備を進めていた。

妻も一人での起業。私も今よりは動きやすくなるので、サポートできるところはサポートしてあげたいと思っている。